公務員→民間転職のリアル

「公務員から公務員への転職」はおすすめしません【元公務員が解説】

転職に悩む公務員
転職に悩む公務員
いま地方公務員で転職を考えているけど、別の役所に転職するのは実際どうなんだろう?今の不安だったり不満は無くなるのかな?

上記の疑問を、実際に公務員から大手企業に転職した経験に基づいて解決します。

執筆者:瀬戸大輝(キャリアアドバイザー)

新卒で神奈川県内の市役所に入庁

30歳目前の7年目に一念発起して株式会社リクルートへ転職

現在はリクルートの現役社員として「公務員から上場企業への転職体験」を発信中!

公務員→公務員への転職はおすすめしません

あくまで僕個人の考えですが、公務員が別の役所に転職するのはおすすめできません。

ほとんどの場合、役所を変えても「いまの不安や不満は変わらないから」です。

民間転職をするのに比べて、別の役所に転職する方が「安心感」はあると思います。ただ、気分がちょっと変わるくらいで今の状況は変わりません

役所を変えても状況は同じだよ」という点について、僕の先輩の体験談も交えつつ話の解像度を上げていきます。

年収はほぼ上がりません

政令指定都市や都道府県庁に転職すれば年収が上がるし、キャリアアップになるんじゃないの?」というそこのあなた!ちょっと話を聞いてください。

たしかに年収ガイドというサイトの記事によれば、例えば神奈川県内の役所では平均年収に最大約80万円の差があります。

やっぱり差があるじゃん!」というそこのあなた、最後まで話を聞いてください。

まず、これは「平均」であることに注意が必要です。

そして年功序列の公務員の場合、平均年収は職員の平均年齢でかなり左右されます。つまり、定年間際のオジサマの人数が多い役所ほど、平均年収は大きく上振れします。

実際に僕は「平均年収が低い市役所から高い市役所(政令指定都市)に転職したが、翌年の年収が50万円下がった」という先輩の愚痴を飲み会で聞いたことがあります

これまで僕が公務員の方に聞いてきた話を総合すると、多少の差はあれど公務員の給料は大体一緒です。

むしろ転職した自治体独自の「中途採用の給与規定」が適用されて、年収がダウンする可能性もあります。

公務員への転職では役職も上がらない

これは現役公務員の方ならピンとくると思います。

公務員は年功序列ですし、役所を変えたところで「出世するには年齢と在籍年数」が基準になるのは同じです。

年功序列というのは、優秀であればあるほど損になり、無能であればあるほど得になる制度です。

いま転職しようと思い立っているのなら、貪欲に年収アップやキャリアアップを考えてみるのも価値ありますよ!

実は「別の役所に転職しようかな~」と思っていました

公務員から公務員への転職について、ここまで散々ネガキャンしてきました。

ただここでちゃんと告白しておくと、僕も公務員への転職をずっと考えていました。

新卒時に第一志望の役所に入れなかった未練もあり、社会人になった後も実際に採用試験を受けたことがあります

そうした紆余曲折を得て現在リクルートで働いていますが、僕は本当に「転職するなら民間企業へ転職した方が絶対良い」と言いたいです。

理由は3つあります。

①結局、給与が全然違うのよ

②成長スピードが速すぎる

③1年後の未来すら想像すると楽しい

能力や働きが給与として反映される

単純に「給与水準が高い」という話に加え、自分の能力や働きが給与に反映されやすいのが本当に楽しいです。

公務員時代は残業代をこそこそ積み上げているだけで、正直給与面での未来を感じられませんでした。

もちろんリクルートへの転職前は「未経験での転職だし、最初は給与下がるのかな」と不安もありましたが、結果的に心配無用でした。

僕が営業職を選んだというのもあり、インセンティブで貰える給与が段違いで驚きました

公務員が大手企業で通用する3つの理由』という記事にも書いていますが、僕は公務員のあなたには大手企業で活躍するスキルがあると思っています。

年収に不満がある人は、民間企業に転職しましょう。

成長スピードがめちゃくちゃ速い

成長スピードが速いとは、試行錯誤の回数が多いということです。

公務員時代は自分の働きがよかったのかどうか、なかなかフィードバックがもらえず成長している実感がまるでありませんでした。

おそらく、この記事を読んでいるあなたも「仕事のスピード感や成長感」に不満を抱いていると思います

僕がリクルートに入社して一番驚いたのが、仕事のスピード感と成長スピードの速さです。

僕は入社3ヶ月の頃には後輩から「頼れる先輩」という位置付けで仕事をしていました。

がっつり自慢ですみませんが、大手企業ではそれくらいのスピード感です。

未来を考えるのが楽しい

公務員の頃は「頑張ったところで目の前にいる課長くらいの未来か…」とまぁまぁ絶望していました。

正確に言うと「ほぼ確実に公務員の待遇は落ちていくんだろうな」と思っていたので、「ポジティブに考えて、今の課長くらいが上限」と落ち込んでいました。

そうした暗い気持ちが転職の原動力になるのですが、転職した今は一転して明るい未来を想像できています。ベタに言えば、人生に彩が出てきました笑

また「周りの見る目」もだいぶ変わったな~と感じています。

僕の場合は「次はこんな企業へ転職したら?」とか「将来こんなビジネスやってよor一緒にやろうよ」と言われることもあり、転職して良かった〜と心から思います。

もし「なんか未来が明るくないな~」と感じつつ仕事をしているなら、一度大手企業への転職活動をやってみるのは価値ありです。

転職市場を覗いてみるだけでも、自分の人生やキャリアを見直すいい機会になりますよ!

 

 

次回の記事もお楽しみに!

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