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【公務員から大手企業へ】転職エージェントの選び方と上手な付き合い方

転職に悩む公務員
転職に悩む公務員
転職エージェントって具体的にどう使っていけばいいの?公務員から転職する人におすすめのエージェントはある?

上記の疑問を、実際に公務員から大手企業に転職した経験に基づいて解決します。

執筆者:瀬戸大輝(キャリアアドバイザー)

新卒で神奈川県内の市役所に入庁

30歳目前の7年目に一念発起して株式会社リクルートへ転職

現在はリクルートの現役社員として「公務員から上場企業への転職体験」を発信中!

※そもそも「転職エージェントって何?」という人はこの記事をご参考に!

転職エージェントって使わないといけないの?職場にバレたりしない? 上記の疑問を、実際に公務員から大手企業に転職した経験に基づいて解決します。転職エージェントは必須で使いましょう現...

転職エージェントとの上手な付き合い方

日本には約17,000のエージェント会社があると言われています。

言うまでもなく、この中から「自分に合うエージェント」を見つけるのは至難の業です。

僕は一度目の転職活動で様々なエージェントと闇雲に面談しましたが、転職活動はほぼ進まず失敗に終わりました

しかし、2度目の転職にあたり「エージェントをどう使っていくか」の方針を明確に決めることで上手く転職活動を進めることができました。

この点について具体的に話を進めます。

転職エージェントを大きく二つに分類する

17000社を細かく分類するのは不可能です。

まずはざっくりと2分類しましょう。

①大手エージェント(広告をガンガン出しているエージェントという認識でOK)

②中小エージェント

両者の特徴と、どのような意識で付き合っていくべきか見ていきましょう。

大手エージェントを使う場合

大手エージェントの特徴は、なんといっても「保有している求人数がめちゃくちゃ多いこと」です。

大手エージェント3つに登録すれば、日本の大部分の求人をカバーできます。

求人数が多いと「自分にマッチする企業と出会える確率が上がる」だけでなく、転職市場での自分の相場(年収、職種等)を把握しやすくなるメリットがあります

最低でも大手エージェント1社には登録しておきましょう。

中小エージェントを使う場合

一方で中小エージェントの特徴は「大手エージェントより親身な担当者が多い」という点につきます。

僕は最初の頃「中小エージェントを使う意味がわからん」と思っていました。

しかし転職を終えた今、良い中小エージェントに出会うことが転職成功の鍵だと考えています。

良い中小エージェントには2つの特徴があります。

①面談の時間を多く取ってくれる

大手エージェントの場合、登録後に「面談が1回しかなかった」ということが多々ありました。

転職慣れしている人は問題ないかもしれませんが、地方公務員が転職する場合は1回の面談ではかなり心細いです

書類選考が通らず、エントリー企業や職種の見直しが必要になることもあります。

そうした時に頼りやすい、親身になってくれるのは中小エージェントでした。

転職活動に不安のある方ほど、リアルタイムで相談に乗ってくれるエージェントの存在は大きいです。

②1社ごとに書類・面接対策をしてくれる

あくまで僕の経験上ですが、大手エージェントは「マニュアル通りのことを言うな~」という感じがありました。

僕を含め「公務員から転職しようとする人」はマニュアル通りの転職にならないことが多く、「ちょっとそれは違うんじゃないの…」と思うことがわりと多かったです

大手エージェントは膨大な数の転職希望者をサポートしているので仕方ないとは思いつつ、この点は不満でした。

その一方で僕がお世話になった小規模のエージェントさんは、地方公務員のサポート実績はなかったものの、僕の話をよく聞いたうえで提案をしてくれました。

もっといえば、僕自身が認識していなかった強みを見出してくれたこともありました。

面接対策でも「A社の社風はこうなっているから、今回は別のパターンでアピールしましょう」など1社ごとにアドバイスをくれました。

こうしたサポートは大手エージェントにはできません。

おすすめの転職エージェント

ここまでの話を踏まえて、大手エージェントと中小エージェントそれぞれのおすすめを紹介していきます。

あくまで僕が実際に利用したものに限っての紹介になります。

おすすめの大手エージェント

僕が実際に利用して「よかったな」と感じたのは、リクルートエージェントです。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは「業界最大級の非公開求人数」を売りにしており、その数20万件以上です。

非公開求人は「応募が殺到しすぎるから」や「企業戦略上一般公開できない重要求人だから」など、非公開にせざるを得ない魅力的な求人に出会えます。

言うまでもなく、転職活動を進めるうえで「求人数」はとても重要です。

加えて、私が相談したアドバイザーの中で「各業界・各業種に精通しているな」と感じたのがリクルートエージェントです。

もちろん職務経歴書・履歴書などの書類の添削、独自に分析した業界・企業情報の提供、志望企業への推薦など様々な転職サポートをしてくれます。

登録はこちらからできます↓

リクルートエージェント

【公式HP】リクルートエージェント

おすすめの中小エージェント

中小エージェントは膨大な数あるので、まずはいくつか面談してみるのがおすすめです。

そして「良さそうだな」と思ったエージェント2~3社とやりとりしつつ、徐々に絞っていくとうまくいきやすいです。

めんどくさがり
めんどくさがり
う~ん、いろいろ面談行くの面倒だから、おすすめ教えてよ

 

というあなたに、僕が実際に利用していたエージェントを教えます。

僕の場合は「dodaのパートナーエージェント」にお世話になっていました。

dodaの求人データベースやノウハウを使いつつ、中小ならではの親身なサポートをしてくれるある意味で理想的なエージェントです

現時点でどこにも登録していなければ、最初の中小エージェントは「dodaのパートナーエージェント」から選ぶのがおすすめです。

さいごに

ここまで「転職エージェントとの付き合い方とおすすめエージェント」を実体験をベースに解説してきました。

本記事と「転職エージェントって何?使わないといけないの?」を読んでもらえれば、もう転職エージェントについて調べる必要はありません。

あとは実際にエージェントに登録して求人を見たり、担当者とやりとりしつつ考えるのがおすすめです。

登録には一切お金がかかりませんし、求人を眺めるだけでも自分のキャリアを考えるいい機会になります。

現在公務員で転職するか悩んでいる方、公務員から転職したけど仕事に悩んでいる人はお気軽にご相談くださいね!

>>おすすめ:【自信がつく】公務員が転職する前に読んでおきたい本3選

本記事の監修者

山本匠悟(キャリアアドバイザー)

慶應大学卒業後、新卒でデロイト トーマツ コンサルティングに入社。

コンサルティングスキルを応用した独自の手法で、公務員から上場企業への転職希望者をサポートしてきた。